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日誌

新野グリーンプロジェクト
2016/10/31

那賀ベジタブルNo.2

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2  収穫

10月29日(土曜日)株式会社那賀ベジタブルにて体験

 9月19日に植え付けた野菜を収穫しました。環境や栄養分に気をつけながら,大切に育ててきた野菜たちは,色鮮やかで,まるで観賞用の植物としてでも部屋に飾れるくらいに綺麗でした。

 棚の中で育っているので,野菜を傷つけないよう,根元からそっと切りとらなければなりません。短すぎると商品にはならず,育ててきた手間を考えると,はじめは収穫するのが恐ろしかったです。

 

 

 







                         野菜を植えている場所によっては収穫が難しい

ひとつひとつ全て手作業で行います。ただただ,野菜を傷つけないようにだけ注意を払っていました。「手作業」の大変さを痛感しました。

 

3 袋詰め

 収穫後,袋詰めを行います。変色している部分はないか,葉が破れたり茎が折れたりしていないか,野菜が負担なく袋に詰められているかに気をつけて入れていきます。那賀ベジタブルの袋詰めは詰め方にまで気を配っています。消費者の皆様に,収穫したばかりの野菜の新鮮さを極力失わずに届けられるように切り口を塩水に浸けるなど,工夫した袋詰めを研究し続けています。

「味,栄養,鮮度を保ち消費者に安心を届けたい」という消費者の方々への思いに生産者のこだわりを知りました。商品は,完成すればいいというものではないということが大変良くわかりました。

           変色がないかチェック                        丁寧に袋詰めをする









       鮮度がたもてるよう機械で袋閉じ              袋詰めした商品を並べます

4 販売準備

種まき→生育管理→収穫→袋詰め(商品化)をしたあとは,消費者の方への販売です。一生懸命声かけすれば,商品は売れると考えていました。しかし,那賀ベジタブルの柏木社長から,お客様はこれから売ろうとする野菜のことをよく知らないから,知らせる必要があるとアドバイスを受けました。

 そこで,消費者の方にわかりやすく商品説明を入れたチラシを準備し,商品の袋には説明書きを貼り,販売することにしました。
  

          商品に説明をつけました

 

                                   学校のステッカーを貼りました

 チラシには,極力文字を抑え,消費者の食への安全・安心を感じてもらうため,収穫や袋詰めの様子の写真を載せました。

 

 

5 徳島マルシェ体験

10月30日(日曜日)株式会社那賀ベジタブルにて体験

  

         徳島マルシェ 那賀(なか)ベジタブル×新野(あらたの)高校

       当日は,9時に開店しました。たくさん売れ残ってしまう

      のではないかと心配しましたが,開始3時間後には,すべて

      完売しました。

           お客様と話しするなかで,次のようなお話しを頂きました。 
  

 お客様の声

 ・色合いがとってもきれい。

 ・葉っぱがしゃきしゃきしていておいしそう。

 ・虫がいないから。

 ・サラダに使いやすい。

 ・高校生が一生懸命販売していたから。

 ・説明を聞いて,安心して食べられると思った。

 ・チラシを見て,いただきたいと思った。

 

 

  振り返りとこれから

那賀ベジタブルの柏木社長には植物工場でのレタス、セロリの生産について詳しく丁寧に教えていただきました。実際に、播種から収穫、調整、販売まで自分で行うことができ、とても貴重な経験となりました。

 今回、グリーンリーフレタスやホワイトセロリなどの生鮮野菜を生産、販売させていただき、生育管理の注意点や消費者の声を知ることができました。植物工場の野菜の特徴を自分の手や舌で直接感じ、露地栽培との違いやメリット、デメリットを知ることができ、自然環境からの影響をできるだけ受けず、安定して供給し、消費者にとって安全で安心のできる野菜を生産するシステムの開発を目標とする私にとって、大きな収穫となりました。また、経営の視点から考えたとき、生産者が考える売れる商品と消費者が求める買いたい商品のギャップを解消しなければ、経営の維持、発展は期待できないことを教えていただき、自分の理想を求めるだけでは継続して生産することは難しいことを痛感しました。

低コストで高収益が期待でき、さらに消費者にとって心も体も喜ぶ商品づくりができるよう、この経験を植物工場での効率的な野菜生産や加工食品の開発につなげ、那賀ベジタブルが販売しているバジルドレッシングのような6次産業化に発展させ、地域の発展につなげていきたいと思います。

 

「新野グリーンプロジェクト」を通して,自分なりに課題を見つけ,探求し,学んでいくということを経験しました。思いを持って行動すれば,地域の方々をはじめたくさんの方々がサポートしてくださり,活動がつながり広がっていくということを実感しました。

これまでの取り組みから,新たに生まれた課題をさらに次の学びへ進めていきたいと思います。

 

 

 

 


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2016/10/07

那賀ベジタブルにて播種体験

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 株式会社那賀ベジタブルさんでは,生育環境や栄養価に注目し,クリーンルームで消費者のニーズに合わせた野菜の生産を行っております。私も,「植物工場」での機能性野菜の生産のように,既存の概念ではなく,栄養価をコントロールするという新しい発想に共感し,学習させてもらうことにしました。

1.播種体験

     9月19日(月曜日)株式会社那賀ベジタブルにて体験

 (植え付けた野菜)

・グリーンリーフ

・フリルアイス

・マルチリーフクイーン

・バジル

 ・ホワイトセロリ

 

 (作業)

①水耕栽培用のスポンジに各野菜の種を一粒ずつ播(ま)く。

②一筋毎に水をまく。                                    播種の様子

③数日間,透明のシートをかけ,水の蒸発を防ぐ。

 

 どの工程も,初めて行うことばかりでした。私が体験させていただいたことは,なんとかできることばかりでしたが,新鮮で,栄養価が高くそしておいしい野菜を作るには,何度も試行錯誤を繰り返し,ここまでに至っていることは想像ができました。

外葉の摘み取り作業

 一連の作業が終わったあと,外葉の摘み取り作業を行いました。外葉の摘み取りは,野菜を守るために行う作業で, 外側にある痛んだ葉を取り除いていく作業です。

 一株一株ずつ手作業を行うので手間がかかります。この作業は,水耕栽培であろうと,土耕栽培であろうと行う作業で, 野菜を大切に育てるにかかせない作業なのだとわかりました。そして,この作業は, 野菜を育てることが機械化されても, 生産者が行わなければならない大切な作業であるのだろうと思いました。

 

販売に挑戦

徳島県徳島市東船場町にある新町川ボードウォークで, 毎月最後の日曜日に, 徳島市東船場町にある新町側川沿いで, 「とくしまマルシェ」を開催しています。徳島県の多くの店が, 野菜, 加工品や食物を出店します。

那賀ベジタブルさんも出店しており, 販売をしてみないかとお声かけくださいました。

 そこで,それぞれの野菜をお客様に買って頂くためにどうするかを考え,まとめてみました。

 

 ・親しみやすいパッケージのデザイン作り
 ・野菜のPR
 ・キャッチフレーズ

                                                  

  感想

  今回播種体験をとおして, 新しい栽培技術と, これまでのように, 生産者が手でしなければならない作業が必要であることがわかりました。

  野菜作りは, 無限な可能性のある作業であると感じました。

  また, 販売に対しても, 文化祭の様に簡単なものではなく, 県外からの消費者の方々に, 育てた生産物を知ってもらうところからはじめる, そのためには, 製品を入れる袋のデザインや親しみやすいキャッチフレーズなども大切であるとわかりました。

  次は, 製品を売るということについても学んでみたいと考えています。

 

 

 


07:36 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)
2016/09/27

緑のカーテン

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「緑のカーテン」


                 教室の窓に育てた緑のカーテン

 ゴーヤのカーテンができあがりました。4月の下旬に植えました。8月には2階まで達しました。直射日光があたらず, 教室に入ると空気がひんやりしています。また, 教室から見たカーテンは, 太陽に照らされて緑があざやかになりました。気温も1度~2度ほど下がっていました。教室を使用した生徒のみなさんに感想を聞くと,下記のようなものが出てきました。

良かった点

良くなかった点

・教室に入った瞬間涼しかった。

・教室を使用し始めると体感温度は変わらない。

・教室内から見た緑がきれいだった。

・室内が少し暗いような気がする。

・窓を全開にしても,風が和らぐので教室内の物が飛ばない。

・風通しが悪いので暑い。

・雨が降ってきても,室内に降り込まない。

 

 

改善点を言った生徒は, 廊下側の席を使用した生徒が多かったように思います。しかし,ゴーヤの実がかわいらしく, 癒やされたという意見もありました。

さて,私は,このカーテンをパッションフルーツで実行しようと考えていたのですが,思うようには育ちませんでした。そこで,前回訪れた那賀ベジタブルさんで一から植物の育て方,栄養価,そして,多くの方に知って使って(食べて)いただく過程を学ぼうと考えました。


15:55 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/08/31

植物工場

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「食を考える」

前回,温室ガス軽減への行動として,パッションフルーツを使い緑のカーテンを作る,また,その果実を食することにより,人々の健康改善向上という二兎追うことを狙いにしていました。徳島県は,糖尿病患者数のワースト3以内に入る県です。もちろん,病院に行って治療しなければなりませんが,一方で,私たちが口にする食材の中にも,血糖値に良い栄養素も含まれていることがわかりました。日常生活において,自分自身で気をつけることができることがあり,それが食であると考えました。人は,母胎から離れると,食するもので体が作られてきます。毎日,食するものなら,体に優しい食材を調べてみたいと思いました。そこで,今回は,人々の健康改善について,「食」にターゲットを絞り,研究してみました。

 

「那賀ベジタブルへの訪問」

(写真)那賀ベジタブル植物工場の棚

「植物工場」というのをご存じでしょうか?「植物工場」とは,植物に最適な内部環境をコントロールした半閉鎖的あるいは,閉鎖的な空間で植物を計画的に生産(栽培)しているシステムです。那賀ベジタブルは,徳島県那賀町にある完全閉鎖の植物工場です。主な生産物は葉物野菜で,グリーンリーフなどのレタス類やバジルなどのハーブ類が育てられていました。植物を育てる環境を制御することで,各葉物野菜の味や,食感が違っているのには,驚きました。温度,湿度,水質あるいは,光の管理などにより,それぞれの野菜の味をコントロールすることができるのです。できることは,味だけではありません。

商品の中には,腎臓に優しい野菜も生産されていました。本来,腎臓を悪くしている人々はカリウムの摂取が制限されます。過度な摂取をしない限り,葉物はカリウム摂取過多にはつながりませんが,当然,他の食べ物にもカリウムは含まれています。そこで,少しでもカリウム摂取をおさえるために低カリウムグリーンリーフ(からだを想う野菜)が誕生しました。

 人の体を考える野菜,植物工場であるからこそ,可能であったのだと思います。

生産物のむこうに常に人のニーズを見つける。私は,那賀ベジタブルの柏木社長は,人のニーズも,大多数のニーズだけではなく,「あって欲しい」と願う少人数のニーズもきちんととらえて商品開発に望まれていることに本当に素晴らしいと思い,尊敬しました。ただ,やはりコストがかかる分,カリウムの少ない野菜は他のものに比べ,値段が少し高めです。

「適正値段を決めることが大切」と社長はおっしゃっていました。少しでも安く,おいしく食べさせてあげたいという思いでギリギリの値段設定をされていると思います。生産,マーケティング,環境設備において,那賀ベジタブルは,第6次産業の最先端であると思いました。

那賀ベジタブルの商品

*袋も那賀ベジタブルオリジナルです。

那賀ベジタブルの生産過程についての説明を受けています。


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2016/08/08

新野グリーンプロジェクト

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新野グリーンプロジェクト

                   新野高等学校 中川 貴登

~はじめに~

日本は,2030年度に温室効果ガス排出量を,2013年度の排出量より26%削減するという目標を掲げ,COOL CHOICEという運動をしていることを環境省HP知りました。

家庭・職場など日常生活の中で,低炭素型の製品・サービス・行動など,温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」をしていこうという国民運動です。

そこで私も,「新野グリーンプロジェクト」で温室効果ガスの軽減運動に参加してみようと考えました。

 新野高校のHPで,それらの挑戦を報告していこうと思います。

 

~パッションフルーツを活用しよう~

 1.パッションフルーツの栄養に注目

   徳島県は糖尿病の割合が全国でもワースト3に入るほど比較的多い県です。パッションフルーツの種子には,「ピセアタンノール」という成分が含まれており,近年の研究で血糖値を下げる効果があるとわかりました。新野高校はゴーヤなどで緑のカーテンを作っています。これをパッションフルーツを使ってできないか考えてみました。

  2. 暑さを逆手に!

   徳島県でも毎年夏は30度以上を記録する日が続いています。温暖化の影響も考えられると思います。しかし,この気象条件があるからこそ,亜熱帯域で育つパッションフルーツを育てることができると考えました。

 

~二兎を追う~

   温室効果ガスの排出量にストップをかけ,また,その植物で健康になる。私は,そのような無駄のない取り組みをやろうと思いました。


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