株式会社那賀ベジタブルさんでは,生育環境や栄養価に注目し,クリーンルームで消費者のニーズに合わせた野菜の生産を行っております。私も,「植物工場」での機能性野菜の生産のように,既存の概念ではなく,栄養価をコントロールするという新しい発想に共感し,学習させてもらうことにしました。
1.播種体験
9月19日(月曜日)株式会社那賀ベジタブルにて体験
(植え付けた野菜)
・グリーンリーフ
・フリルアイス
・マルチリーフクイーン
・バジル
・ホワイトセロリ
(作業)
①水耕栽培用のスポンジに各野菜の種を一粒ずつ播(ま)く。
②一筋毎に水をまく。 播種の様子
③数日間,透明のシートをかけ,水の蒸発を防ぐ。
どの工程も,初めて行うことばかりでした。私が体験させていただいたことは,なんとかできることばかりでしたが,新鮮で,栄養価が高くそしておいしい野菜を作るには,何度も試行錯誤を繰り返し,ここまでに至っていることは想像ができました。
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外葉の摘み取り作業 |
一連の作業が終わったあと,外葉の摘み取り作業を行いました。外葉の摘み取りは,野菜を守るために行う作業で, 外側にある痛んだ葉を取り除いていく作業です。
一株一株ずつ手作業を行うので手間がかかります。この作業は,水耕栽培であろうと,土耕栽培であろうと行う作業で, 野菜を大切に育てるにかかせない作業なのだとわかりました。そして,この作業は, 野菜を育てることが機械化されても, 生産者が行わなければならない大切な作業であるのだろうと思いました。
販売に挑戦
徳島県徳島市東船場町にある新町川ボードウォークで, 毎月最後の日曜日に, 徳島市東船場町にある新町側川沿いで, 「とくしまマルシェ」を開催しています。徳島県の多くの店が, 野菜, 加工品や食物を出店します。
那賀ベジタブルさんも出店しており, 販売をしてみないかとお声かけくださいました。
そこで,それぞれの野菜をお客様に買って頂くためにどうするかを考え,まとめてみました。
・親しみやすいパッケージのデザイン作り ・野菜のPR ・キャッチフレーズ |
感想
今回播種体験をとおして, 新しい栽培技術と, これまでのように, 生産者が手でしなければならない作業が必要であることがわかりました。
野菜作りは, 無限な可能性のある作業であると感じました。
また, 販売に対しても, 文化祭の様に簡単なものではなく, 県外からの消費者の方々に, 育てた生産物を知ってもらうところからはじめる, そのためには, 製品を入れる袋のデザインや親しみやすいキャッチフレーズなども大切であるとわかりました。
次は, 製品を売るということについても学んでみたいと考えています。