平成30年度 校長 挨拶
日頃は、本校教育の発展のために、大変お世話になっております。
本年度、本校に赴任いたしました、校長の 片山 真樹 と申します。
本校は、総合学科として自然科学系列・人文芸術系列・アグリクリエイト系列・情報ビジネス系列の4つの系列を備え、それぞれの系列で生徒の個性・能力の伸長を図りながら確かな学力と豊かな人間性の涵養に努め、地域に信頼され、地域に貢献する人財の育成を目指しています。
また、個々の生徒の興味・関心や進路希望に対応して、多様な科目の中から自分の履修したい科目を選択できる総合学科の特色を生かし、将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深められるような教育内容の充実にも努めているところです。
体育部や文化部での部活動も活発で,生徒一人一人が生き生きと自分らしさを表現している一方、「クリーンウォークラリー」や「イシマササユリの移植による保護活動」さらには「花いっぱい運動」といった、地域に貢献できるボランティア活動にも継続して取り組んでいます。
さて、本年度、開校した新高校「阿南光高校」では、新入生を迎えて「産業創造科」という全国初の学科での教育活動がすでに始まっており、来年3月に、本校の3年次生が卒業すると、来年度には現在の2年次生は新高校の3年次生となって、本校は「阿南光高校」へと完全移行することとなります。
ただ、現在の敷地は新高校の「新野キャンパス」として、今後、6次産業化に向けた取り組みの拠点としての重要な役割を担っていくほか、部活動の活動場所としても有効活用してまいります。また、本校の敷地内にはすでに新たに「植物工場ラボ」が完成しており、徳島大学と連携しての研究活動など、先進的な取り組みが行われることとなっています。さらに、現在の研修館は、改修により、地域の方々の交流の場としての活用も予定されています。
「新野高等学校」としましては、本年度が最後の1年となりますが、有終の美が飾れるよう、また、本校の特色ある教育、そして輝かしい歴史と伝統を新高校へ引き継いでいけるよう、全教職員一丸となって、生徒とともに力を尽くしてまいりますので、何とぞ、ご理解、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
平成30年4月12日
徳島県立新野高等学校長 片山 真樹