7月14日(木)午前中、NPO法人Japan GID Friends理事長、吉野川市人権講師団講師の清水展人さんをお迎えし、「性同一性障害を乗り越えて~自分らしく生きる~」と題して講演会をしていただきました。またこの会には、新野中学校の生徒さんと先生方、福井中学校の校長先生にもご参加いただき、共に学ぶ機会を持つことができました。
清水さんには、絵本の朗読からはじまり、ご自身の生き様について、熱く、力強くお話ししていただき、人との違いや多様性を認め合うこと、「知ること」によって自分が変わることの大切さ、自分らしく生きることの意義を教えていただきました。
生徒からは、
「悩み、苦しんできたことを、優しさと強みに変えて、力強く生きていらっしゃることに
感銘を受けました」
「何も知らなかった頃の自分が、知らないうちに誰かを傷つけていたかも知れないと思うと、
辛くなりました。知ることができて見方が変わると思います。」
「『自分らしく生きる』をモットーに、清水さんのように、素直で、頑張れる人になりたいと
思いました。」
などの感想が聞かれ、認識が深まった様子が伺えました。
午後からは、『性別違和当事者の話から~学校現場ができること~」と題して、教職員、
保護者の皆さん、地域の方々にもご参加いただき、研修会が行われました。清水さんには、
午前に引き続き、精力的にお話をしていただきました。
参加していただいた方々からは、
「学校現場において、配慮すべきことが実際に見えてきました。」
「相談できる場所ができ、心強く感じました。」
「子どもたちが相談できるような雰囲気を日頃から作っていきたい。」
などの感想が聞かれ、参加者一同、地域ぐるみで生徒たちを見守っていこうという思いを
強くしました。